「家」を省エネルギー化する取り組み

震災以降、これからの家づくりに求められるキーワードともなった「省エネルギー」。 わかってはいるけれど、どうしたらそんな暮らしができるのか

──具体的なイメージは、なかなか湧かないものです。

例えば、移動する時なるべく車を使わずに効率のよい公共の移動手段を使うとか、室内の空調をなるべく使わないように工夫するとか。
毎日の心がけでも省エネルギーに取り組むことはできますが、みなさんが1日のうちの大半を過ごす「家」を省エネルギー化することは、大きな効果を生み出します。

エネルギーをできるだけ使わない暮らし

おかにわリフォーム工房が提案するのは、エネルギーをできるだけ使わない暮らし

過度な高効率設備に頼るのではなく、なるべく自然の仕組みに近い状態で暮らす。太陽や自然のエネルギーをうまく活用し、雨水なども利用しながら、資源の無駄使いを止めていく暮らし方。

そうした暮らしでは、暑い・寒い・風が通らない・暗いというストレスから解放され、光熱費の負担も小さくなり、自然にも家計にも優しい暮らしが実現できるのです。

風のよく通る間取りや、太陽の熱が蓄積されやすく同時に家の中の熱が外に逃げにくいような熱効率のいい家は、設計の工夫によって実現することができます。

リフォームのきっかけは家の老朽化だったとしても、同じ工事を行うのであればちょっとの手間でこれまでよりもさらに快適な空間に生まれ変わることもできます。

古くなった部位の修理・補修に留まることなく、リフォームのタイミングで、住まいを快適にする「エコ・リフォーム」でまずは出来ることから「省エネルギー化」を考えてみませんか?

照明をLEDに代える

LEDの電力消費量は、白熱電球の電気の約20%です。またその寿命は40倍と言われています。 LED照明の、長寿命 ・ 省エネの特徴を生かして、階段や吹き抜けの天井照明や、廊下の照明のリフォームに使いましょう。

断熱

床や天井にしっかりと断熱材を加え、熱効率のよい家に。既存の窓に枠を取り付けるだけの簡単な工事でも。

木陰をつくる

庇を深くしたり、もっと簡単にすだれやタープを取り付けたり、木を植えたりすることで木陰を作り、直接入る強い日差しや輻射熱を抑えるのも有効です。

太陽熱でお湯をつくる

パッシブソーラーを採用することで、太陽エネルギーで空気を温め、暖房やお湯に代えることもできます。

間取りがえ

これまで風を分断していた間仕切り壁を外し、南から北へ、風通しの良い間取りに。風通しの良し悪しは、涼しさだけでなく、心地よさにも大きく関係しています。